家を支える基礎を考える

「基礎」と言われても

建物を支える大事なものでしょ?と思う方もいらっしゃるかと思います。

 

私も、この業界に入るまではその考え方でしかありませんでした。

もちろん、基礎は「建物を支える大事なもの」です。

ただ、基礎にもいくつか種類があります。

 

少しだけ知識が身につくかもしれません

 

それでは、今回はテーマにある通り基礎について考えてみましょう。

 

そもそも、基礎とは建物の底部と地盤と接点になる部分の構造のことです。

 

基礎は建物が沈下したり、傾斜したりしないように建物の重さを支えて、

地震などの大きな力に抵抗するものです。


そう考えると基礎がないとどんなに立派な建物でも

住むのは怖いですよね。

 

ましてや、日本は外国に比べて自然災害(台風・大雨・大雪・洪水・土砂災害・地震・火山噴火)が発生しやすい国土と言われています。

 

不安なことばかり言っても仕方がありませんが、

衣食住という言葉があるように衣料があって食事があっても住むとこがなければ人は生活が出来ません。

衣食住を成立していくためには「住」を支える基礎はなくてはならないものです。

 

少々話しが逸れてしまいましたが、

 

基礎にはいくつか種類がありメリットやデメリットもあります。


■杭基礎

杭を打ち込んで構造物を支える基礎です。

通常の基礎では十分に支えることができない軟弱な地盤に対して深く杭を打ち込んで、建物を支えます。

例えば、地盤沈下地帯や液状化しやすい地盤、厚い盛土や斜面の盛土がある場所など

●メリット

地震が起きた際に基礎の破壊・家屋の傾斜を防ぎます。

家屋の沈下防止にもなります。

●デメリット

軟弱な地盤の層が深い場合には、その分の長い杭が必要となる為、コストが高い。


■布基礎

「T」の字を逆にした形状の鉄筋コンクリートが図の通り長く連続した基礎です。

 

 

●メリット

鉄筋コンクリートの量が後でお伝えする【ベタ基礎】に比べて少ない為、コストが安い。

寒冷地に向いていること、地面奥深い位置まで基礎を打ち込むので、場所によってはベタ基礎よりも強度が高くなる。

●デメリット

ベタ基礎に比べて耐震性に劣る。地盤の弱い場所に建物を建てると、基礎の一部だけ沈下して建物が傾く可能性があります。

また、シロアリ・湿気のリスクがベタ基礎より高いです。


■ベタ基礎

図を見ての通り底面全体が鉄筋コンクリートになっている基礎です。

広い面で建物を支えることが出来ます。

 

 

●メリット

耐震性が高い・シロアリや湿気を防ぎやすい・不同沈下が起きにくい

●デメリット

多くの鉄筋コンクリートを使用する為、コストが布基礎に比べて高い・寒冷地には不向き

・鉄筋、コンクリートの厚みによって強度が変わります。

 

それぞれ簡単に触れてきましたが

なんとなく理解できましたでしょうか。

 

分譲住宅のように家が既に建ってしまうと住宅の間取や設備・環境に目が行きがちですが

建物を支える基礎についても覚えていくと見方が変わるかもしれません。


ではまた。次回もお楽しみに。

ありがとうございました。



投稿日:2022/10/06   投稿者:髙林勇介